アヤックスのドニー・ファン・デ・ベーク【写真:Getty Images】
アヤックスに所属するオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークは、今月14日以降にレアル・マドリーへの移籍が完了する可能性が高いと見込まれている。スペイン紙『アス』が伝えた。
昨季のアヤックスで公式戦17ゴールを挙げるなど主力として活躍を見せてきたファン・デ・ベーク。マドリーが獲得に関心を示していることが報じられ、本人もアヤックスとマドリーが交渉を行っていることを認めている。
スペイン紙によれば、アヤックスはマドリーからのオファーに応じることが見込まれるという。移籍金5000万~5500万ユーロ(約59億5000万~65億5000万円)ほどで取引がまとまる見通しだとされている。
だがアヤックスは、少なくとも来週まではファン・デ・ベークをチームに引き留めたいと考えているようだ。今週と来週のミッドウィークに、チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦の2試合が行われることがその理由だ。
昨季のCLで準決勝進出と躍進したアヤックスだが、今季の大会には予選3回戦から出場。本戦に進むためにはギリシャのPAOKを破って3回戦を突破した上で、さらにプレーオフでAPOEL(キプロス)対カラバフ(アゼルバイジャン)の勝者に勝利しなければならない。
CL本戦に出場することは収益面だけでなく、クラブの“格”を維持するためにも必要不可欠。その確率を高めるため、少なくとも3回戦を突破するまではファン・デ・ベークの力を借りたいというのがアヤックスの考えのようだ。
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