ザルツブルクの奥川雅也と南野拓実【写真:Getty Images】
オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクに所属するMF南野拓実とMF奥川雅也は、リーグ開幕からともに2試合連続ゴールを挙げてチームの連勝に貢献。現地メディアも2人の日本人選手の躍動を絶賛している。
ザルツブルクは7月26日に行われた開幕戦でラピド・ウィーンと対戦し、南野と奥川の得点により2-0で勝利。さらに4日のマッテルスブルク戦でも先発した2人がゴールを挙げ、最終的に4-1で開幕2連勝を飾った。
オーストリア『スカイ・スポーツ』は、「ザルツブルクの日本人祭り」と5日付記事で両選手の活躍を称えている。南野はチームの「リーダー」として存在感を強めており、奥川は「サプライズ」を提供していると述べた。
2015年1月からザルツブルクで4年半プレーしてきた南野は、毎年安定した結果を残しながらも絶対的な存在ではなく、ベンチに置かれることもあるが不平を言わない貴重な“ジョーカー”だったと同メディアは振り返る。だが今季はついにピッチ上のリーダーになりつつあると評されており、イェセ・マルシュ監督も「今年は彼にとって非常に重要な年」とコメントしている。
一方、これまで他クラブへレンタルされており、今季からザルツブルクでのプレーを開始した奥川の活躍は「大きなサプライズ」と評価。だがマルシュ監督は「活躍の時が来たと分かっていた。彼のパフォーマンスに驚いてはいない」と話している。
オーストリア紙『クローネン・ツァイトゥング』も「“ニッポン・エクスプレス”がリーグを席巻」と2人の活躍を称賛。「日本はもはや単に日出る国ではなくスターの生まれてくる国でもある」と述べている。
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