マンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
【リバプール 1-1【PK 4-5】 マンチェスター・シティ FAコミュニティ・シールド】
FAコミュニティ・シールド、リバプール対マンチェスター・シティが現地時間4日に行われた。ウェンブリーで行われた試合は90分で決着がつかず、PK戦の末シティが6度目のコミュニティ・シールド制覇となった。
昨季のリーグ戦とFAカップをシティが制したため、昨季リーグ戦2位のリバプールがコミュニティ・シールドに参戦。両チームのコミュニティ・シールドでの対戦はこれが初めてとなる。
昨季の欧州王者リバプールは3トップにFWモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、ディボック・オリギを起用。中盤にはMFジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが入った。対するシティはFWセルヒオ・アグエロとガブリエウ・ジェズスがベンチスタート。FWレロイ・ザネ、ラヒーム・スターリング、ベルナルド・シウバが3トップに入る。新加入のMFロドリもスタメンに名を連ねた。GKエデルソンは負傷のため、登録メンバーから外れている。
いきなりシティにアクシデントが襲う。8分、左サイドでハイボールに反応したザネをトレント・アレクサンダー=アーノルドが後ろから倒してしまう。ザネは着地した時に左膝を痛め、その場に倒れこみ、ジェズスとの交代を余儀なくされた。
するとその直後のフリーキックからシティは、ボールを細かくつなぎ、右から左サイド深い位置に展開。左の折り返しからニアでシルバが触り、それに中央でスターリングが合わせてゴールネットを揺らした。
その後もチャンスを作り出すシティだったが、追加点を奪えず。リバプールもサラーの強引なドリブル突破から決定的なシーンを作るも、同点ゴールを奪うことができず、シティが1-0のリードで前半を折り返す。
リバプールが決定的なチャンスを作り出す。57分、左コーナーキックからファン・ダイクが左足で合わせる。これがポストに当たって、真下に跳ね返ったが、ゴールラインを割ることはなかった。その直後にもサラーがペナルティエリア外の右から左足でシュートを放つも、ポストに跳ね返された。
リズムを作っていたリバプールがようやく同点に追いつく。相手陣内右の位置でフリーキックを得ると、ヘンダーソンのボールはファーサイドに流れて、ファン・ダイクが中央に折り返す。最後は途中出場のマティプがヘディングで合わせ、リバプールが同点に持ち込んだ。
その後、両チームともに追加点を奪うことができず、PK戦に突入した。両チームともに一人目を成功させるもリバプールの二人目ワイナルドゥムがブラーボに止められてしまう。その後、シティは全員成功し、PK戦を制した。シティはコミュニティ・シールドで6度目の優勝となった。
【得点者】
12分 0-1 ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)
77分 1-1 ジョエル・マティプ(リバプール)
【了】