レアル・マドリーの久保建英とロドリゴ・ゴエス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するブラジル人FWロドリゴ・ゴエスの“恩師”であるカルロス・アマデウ氏は、教え子のチームメートとなった日本代表MF久保建英も非常に有望な選手だと評している。スペイン紙『アス』が31日付でインタビューを伝えた。
ともに18歳のロドリゴと久保は今季からレアル・マドリーに加入。プレシーズン期間中はトップチームに帯同し、そのままトップチーム入りを目指している。
U-17ブラジル代表元監督としてロドリゴを指導し、同じくマドリー所属のFWヴィニシウス・ジュニオールを指導した経験もあるアマデウ氏は、「15歳のヴィニとロドリゴを見た時から、非常に遠くまで行けると分かっていた」とコメント。2人に加えて久保やブラヒム・ディアスの名前も挙げた上で、「彼らはみんなマドリーの未来となるべき選手たちだ」と評した。
マルコ・アセンシオが負傷で長期離脱となった影響もあり、ロドリゴや久保にはトップチーム入りの期待も強まっている。だが外国人枠の問題もあり、仮に昇格可能としてもどちらか一人だけかもしれない。
「ロドリゴと久保に枠が1つだけだとすれば、非常に拮抗していると思う」とアマデウ氏は語る。「久保も非常に高いクオリティーを持っているので、ロドリゴにとっても難しいだろう。どちらも様々なポジションに適応可能で、前線にラストパスを送る能力にもシュートにも優れている」と両者を称賛している。
30日に行われたアウディカップのトッテナム戦ではロドリゴが先発し、久保はそのロドリゴとの交代で残り10分から出場したが、両者ともに好プレーを見せたとして高い評価を受けている。シーズン開幕に向け、ジネディーヌ・ジダン監督により強くアピールできるのはどちらだろうか。
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