浅野拓磨【写真:Getty Images】
セルビア1部のパルチザンは、アーセナルに所属するFW浅野拓磨の獲得に向けた交渉を行っていることを認めている。ボスニアメディア『sportsport』が27日付で伝えた。
浅野は2016年7月にサンフレッチェ広島からアーセナルに加入したあと、最初の2年間はシュトゥットガルト、昨季はハノーファーへレンタル。ハノーファーは完全移籍での獲得を望まず、一旦アーセナルへ戻る形となっていた。
その浅野に対しては、パルチザンが獲得への関心を示しているとも報じられていた。同クラブのミロシュ・ヴァズールSD(スポーツディレクター)は関心が事実であることを認め、サボ・ミロシェビッチ監督の主導により獲得へ動いていると話している。
アーセナルは契約が残り1年となった浅野を完全移籍で放出することを望んでいる模様だが、移籍金として要求される200万ユーロ(約2億4000万円)はパルチザンにとっては高額だという。アーセナルが移籍金の引き下げに応じるか、レンタルで獲得できることが期待されており、パルチザンにとってはレンタルの方が望ましい形との見方が伝えられている。
パルチザンは同じベオグラードを本拠地とするレッドスターと並ぶセルビアの2大名門クラブの一角。今季はヨーロッパリーグ予選に出場し、現在予選2回戦を戦っている。
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