日本代表の前田大然【写真:Getty Images】
J1の松本山雅FCからポルトガル1部のマリティモへ期限付き移籍することが決定していたFW前田大然は、現地時間23日に入団発表を行った。ポルトガル紙『レコルド』などが前田やマリティモ会長のコメントを伝えている。
コパ・アメリカ2019(南米選手権)で日本代表デビューも飾った前田は、ポルトガルへの移籍が21日に松本から発表された。23日にはマリティモ側からも加入が発表されるとともに、現地で会見が開かれた。
前田は自身の持ち味について「スピードです!」とポルトガル語でアピール。「コパ・アメリカの日本代表でもそうだったように、両ウイングでも中央でもプレーできます」とポジションについて話している。
ポルトガルリーグの印象については「すごく攻撃的なリーグで、ここで勝負すると決めたことに満足しています。マリティモが欧州サッカーへの入口になると思っています」と意気込みを見せた。
マリティモのカルロス・ペレイラ会長は前田に対して「10ゴール」を決めてほしいと要請。ピッチ上での活躍に加えて、「マリティモのブランドの国際化の推進」にも繋がる補強だと期待を述べている。完全移籍のオプションを行使する見通しだとも語った。
前田に対しては「他の市場から、金銭的により好条件でのオファーもあった」と会長は明かしつつ、「我々を選んでくれた。マリティモは育成のクラブであり、資産を循環させることに慣れている」と、将来的に前田をより大きな舞台へ送り出すことにも意欲を示している。
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