U-16オランダ代表のシャビ・シモンス【写真:Getty Images】
バルセロナの下部組織に所属していた16歳の“天才少年”シャビ・シモンスは、バルサを退団することを23日に自身のインスタグラム公式アカウントで発表した。
日本の京都パープルサンガ(当時)でも短期間プレーしたオランダ人FWレジリオ・シモンス氏(登録名レジ)を父に持つシャビは、9歳からバルサ下部組織に所属。将来のビッグスター候補として、その才能には早くから大きな注目が集まっていた。
昨季までバルサのカデーテA(U-15チーム)に所属し、巧みなドリブルで「メッシ2世」とも呼ばれていたシャビ。U-16オランダ代表でもプレーする同選手は、14歳時にインスタグラムのフォロワー数が100万人を突破するなど、SNS上での“怪物”ぶりも話題となっていた。
だが23日には「ラ・マシア」での生活に終止符を打つことを自ら発表した。バルサへの感謝の思いを表しつつ、「これからバルセロナの外での新たな冒険が始まる」と述べている。カタルーニャ『RAC1』などによればパリ・サンジェルマンへ移籍することが見込まれるという。
かつてバルサ下部組織で将来を嘱望され、復帰が既定路線とみなされていた久保建英が宿敵レアル・マドリーに加入したことはバルサに大きなショックをもたらした。それから1ヶ月あまりを経て、またしてもバルサから才能が流出することになった。
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