アントワーヌ・グリーズマン
アトレティコ・マドリーからバルセロナへ移籍したアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
FW:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表)
生年月日:1991年3月21日(28歳)
アトレティコ・マドリー→バルセロナ(移籍金:約146億円)
昨季リーグ戦成績:37試合出場/15得点8アシスト
フランス代表のエースとして昨年行われたロシアワールドカップ制覇に大きく貢献したレフティー。巧みなテクニックと抜群の決定力を生かして得点を量産できる選手であり、ゴール前でのアイデアも豊富なため味方を生かす上手さも兼ね備えている。フランス代表のみならずアトレティコ・マドリーでも長くエースとして活躍し、公式戦257試合で133得点50アシストという成績を残している。昨季もリーグ戦37試合で15得点8アシストの結果を収めるなど印象的な活躍を見せた。
そんなグリーズマンには以前からバルセロナが獲得に興味を示していたが、今月ついにビッグディールが実現した。バルセロナは12日、フランス代表FWを移籍金1億2000万ユーロ(約146億円)で獲得したことを発表。契約期間は2024年6月までの5年間で、契約解除金は8億ユーロ(約973億円)に設定されたという。新天地でルイス・スアレス、リオネル・メッシらとどのような連係を見せ、どのような破壊力を発揮するのか今から注目が集まる。
しかし、グリーズマンの移籍金を巡る問題は今後も続きそうだ。アトレティコ側はバルセロナとグリーズマンが合意に至ったのが同選手の契約解除金が1億2000万ユーロ(約146億円)に下がる前だったとし、バルセロナに元々の契約解除金であった2億ユーロ(約245億円)の支払いを要求したのである。もちろんバルセロナの会長を務めるジョゼップ・バルトメウ会長などはアトレティコに反論しているが、どちらも譲る気はないだろう。果たして移籍金を巡る問題はいつまで続くのだろうか。