ニューカッスルの武藤嘉紀【写真:Getty Images】
プレミアリーグ・アジアトロフィー3位決定戦のニューカッスル対ウェスト・ハム戦が20日に上海で開催され、ニューカッスルが1-0で勝利を収めた。決勝点は日本代表FW武藤嘉紀が記録している。
アジアを舞台として隔年で開催されているプレシーズンのミニトーナメントに4チームが出場。17日に行われた準決勝ではウォルバーハンプトンがニューカッスルに4-0、マンチェスター・シティがウェスト・ハムにそれぞれ4-1で勝利して決勝進出を果たした。
敗れた2チームは3位決定戦へ。ニューカッスルにとっては17日に就任が発表されたスティーブ・ブルース監督の初采配となることが見込まれていたが、中国に到着した同監督はビザの問題のためベンチ入りは認められず、スタンドからの観戦となった。
新監督が見守る中、武藤は先発で出場。昨季の主力FW陣が退団し、新戦力の補強も噂される状況の中で、期待とプレッシャーが強まっている武藤はぜひとも結果を出したいところだった。
前半34分、武藤は訪れたチャンスを逃さず。右サイドのジェイミー・スターリーが上げたクロスに対してオフサイドぎりぎりで抜け出すと、GKの目の前で完全にフリーとなり、左足ダイレクトで合わせたシュートをゴール左に送り込んだ。
この1点が決勝点となり、ニューカッスルはそのまま1-0で勝利。武藤はチームを勝利に導く働きで新監督にアピールしている。
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