スペイン1部のベティスに所属する日本代表MF乾貴士は、古巣エイバルへの移籍決定に迫りつつある状況だとみられている。スペイン『OKディアリオ』が19日付で伝えた。

　昨季の後半戦を過ごしたアラベスへのレンタル期間が満了し、一旦ベティスに復帰する形となった乾。だがベティスでは戦力外となることが見込まれ、他クラブへの移籍が見込まれていた。

　アラベスも乾の再獲得を検討していた模様だが、監督交代などもあり関心を失ったとみられている。エスパニョールへの移籍も噂されていたが、ここに来てエイバルへの復帰の可能性が急浮上し、乾自身も古巣への移籍を希望していると報じられていた。

　ベティスは現地時間19日にFW中島翔哉の所属するポルトとの親善試合を行ったが、ルビ監督は乾をこの試合のメンバー外とした。移籍に近づいていることを示す証拠だとみられている。

　ベティスは昨夏にフリーで獲得した乾に移籍金300万ユーロ（約3億6300万円）を設定していたが、エイバルが提示できるのは200万ユーロ（約2億4200万円）前後とのこと。ベティスが金額の引き下げに応じる形での合意が近いと見込まれている。

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