名古屋グランパス対ガンバ大阪
今夏、ガンバ大阪に復帰した宇佐美貴史(写真は2015年当時のもの)【写真:Getty Images】
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
名古屋グランパス対ガンバ大阪 7月20日 18:00
注目選手
FW:宇佐美貴史(G大阪)
20日、ガンバ大阪は明治安田生命J1リーグ第20節で名古屋グランパスと対戦する。G大阪はリーグ戦過去5試合で名古屋に対しわずか1回しか勝利することができていないなど、風間八宏監督率いるチームを苦手としているが、果たして今節は勝利を収めることができるだろうか。
前節は清水エスパルスと対戦したG大阪。試合は終盤まで0-0と拮抗した展開となったが、88分に矢島慎也が待望の今季リーグ戦初ゴールを記録し、1-0で勝利を収めている。これで同クラブはリーグ戦直近4試合を3勝1敗とするなど、好調を維持。一時は降格圏に沈んでいたが、順位も第19節を終えた時点で11位にまで回復させている。
しかし、不安な要素もある。G大阪は今夏に選手を大量放出しているのだ。エースとしてチームを牽引してきたファン・ウィジョはボルドーへ、昨季残留の立役者となったベテランの今野泰幸はジュビロ磐田へ旅立ち、18歳の中村敬斗もオランダのトゥエンテに移籍している。さらには田中達也や藤本淳吾、オ・ジェソクといった選手も新天地へ旅立つなど、同クラブは今夏だけで6人もの選手を手放している。
ただ、選手が多く抜けていくその中で奮闘が期待される新加入選手がいるのも事実。最も注目されているのはFW宇佐美貴史だろう。
G大阪の下部組織で育ち、2009年にトップチーム昇格を果たした同選手は、翌2010年にJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞するなど瞬く間にクラブの新たな顔として君臨。その後、バイエルン・ミュンヘン、ホッフェンハイム在籍を経て2013年に再びG大阪の一員となったが、変わらず主力として活躍し、2014年には国内三冠達成に大きく貢献している。
そして、アウクスブルク、デュッセルドルフ在籍を経て今回が二度目のG大阪復帰となった同選手は、この名古屋戦が再デビューの場となる可能性が高い。ロシアワールドカップにも出場したアタッカーは、果たして今回チームにどういったものをもたらすか。注目である。