冨安健洋【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのボローニャに加入した日本代表DF冨安健洋は、新チームに合流早々好印象を与えているようだ。チーム専門メディア『トゥットボローニャウェブ』が18日付で伝えた。
冨安はベルギー1部のシント=トロイデンからボローニャへの完全移籍が今月9日に発表された。コパ・アメリカ2019(南米選手権)に出場していた影響もあり、チームの始動から数日遅れて15日から合流している。
地元メディアはその冨安について「今一番の驚き」「早くも全員に強い印象を与えた」と伝えている。チームメートの前での自己紹介の“一芸”として陽気な歌と踊りを披露した様子の動画も話題となっており、ピッチ外でもスムーズに溶け込むことに成功しているようだ。
セリエAでプレーする初の日本人センターバックということもあり、フィジカル面でも日本人離れした印象を与えている様子。「イタリアでこういう身長の日本人を目にすることは珍しく、目に留まらずにはいられない」と述べられている。
だがポジションに関しては、他のCB陣との競争の激しさもあり、必要に応じて右サイドバックで起用される見通しも示されている。DFアルトゥーロ・カラブレージの移籍が見込まれることも冨安を獲得した理由のひとつであり、セネガル代表DFイブラヒマ・エムバイェと右SBのポジションを争うことになるとの見方だ。
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