「コパに行く前から同じ扱いだった」(三好康児)
仲川輝人のゴールがオフサイドか否かで物議を醸し、9分間あまりの中断の後、得点が認定された13日の横浜F・マリノス対浦和レッズ戦。直後にオウンゴールを食らって2-1と追い上げられた後、アンジェ・ポステコグルー監督が満を持して投入したのが、背番号41をつける三好康児だった。
「オープンな展開だったので、チャンスはあると思っていました。自分が入れば得点を取りに行くことをつねに考えてますし、自分が入る理由っていうのは攻撃の部分。入る時間に関係なく、つねにゴールは狙っています」
マルコス・ジュニオールに代わってトップ下に入った22歳のアタッカーは貪欲に前へ前へと突き進んだ。
それが結実したのが、後半39分に自らのドリブルシュートからPKを得た場面。ブロックした槙野智章はハンドだったとは認めていないものの、微妙な判定でも三好のシュートが迫力十分だったのは確か。これがエジガル・ジュニオのダメ押し点となり、横浜は3-1で勝利。首位・FC東京に肉薄する格好となった。
このシーンに象徴される通り、最近の三好はスーパーサブとして起用されることが多い。直近のJ1スタメン出場は5月11日のセレッソ大阪戦。それ以降、2ヶ月間はずっとベンチスタートが続いている。
6月のコパ・アメリカ2019(南米選手権)参戦後、コンディション面などの理由で先発を外れたり、ベンチ外になる選手も少なくない中、彼の場合は「コパに行く前から同じ扱いだった」と淡々と言う。