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アーセナル、ギリギリ不合格も…「脱ベンゲル」で若手成長。勝負の2季目へ最大の課題は?【18/19シーズン総括(4)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへと移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はアーセナルを振り返る。(文:プレミアパブ編集部)

シリーズ:18/19シーズン総括 text by プレミアパブ編集部 photo by Getty Images

ギリギリ合格点に届かず…

アーセナル
プレミアリーグを5位で終え、来季のCL出場権を逃したアーセナル【写真:Getty Images】

 2018/19シーズンのアーセナルは、ギリギリ合格点に届かなかった。そんな印象だ。

 リーグ戦は好不調の波が激しかったものの、マンチェスター・ユナイテッドのモイーズ政権の例もある。22年という長期政権後のシーズンという点を考慮すれば、4位のスパーズとは勝ち点差わずか1ポイントでの5位は心情的には悔しいものの、決して悪くない内容だった。

 あとはシーズン最終戦となったヨーロッパリーグ決勝のチェルシー戦に勝って3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権さえ獲得することができていれば、十分に合格点となるはずだった。

 しかしその「絶対に負けられない試合」で同じ街のライバルに1-4で大敗してしまう。あと少し、ギリギリ届かなかった。

 では具体的に成長した部分と課題として残った部分について言及していきたい。

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