鈴木優磨【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズに所属するFW鈴木優磨は、ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)へ完全移籍することが基本合意に達した。15日に両クラブから発表が行われている。鈴木は今後渡欧し、メディカルチェック等を経て正式契約を交わすことになる。
現在23歳の鈴木は小学生時代から鹿島の下部組織で育ち、2015年にトップチームに昇格。J1で通算96試合に出場して27得点を挙げている。
昨季はキャリア最多のリーグ戦11ゴールを挙げるとともに、AFCチャンピオンズリーグでも全14試合に出場。クラブ初となるアジア制覇に貢献し、大会最優秀選手に選出された。
「自分の年齢を考えるとラストチャンスになると思い、挑戦を決断しました」と鈴木は鹿島公式サイトを通して移籍の決断について説明。「ここ何年かは、海外でやりたい気持ちと鹿島でやりたい気持ちが入り混じっていました。同世代の海外で活躍している選手たちを見て、何をしているんだろうと思う時もありました。でも、今は鹿島で今日まで続けてきて良かったと、はっきり言えます」と述べ、鹿島への感謝の思いを表している。
シント=トロイデンは、「鹿島アントラーズから来ました鈴木優磨です。フォワードとして1点でも多く取り、STVVの勝利に貢献したいと思います」と鈴木のコメントを伝えている。
日本のDMMが経営権を持つクラブであるSTVVには日本代表MF遠藤航も在籍。今夏にはベガルタ仙台から日本代表GKシュミット・ダニエルが加入することも決まっている。
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