ビクトール・バルデス【写真:Getty Images】
J1の鹿島アントラーズに所属する日本代表FW安部裕葵は、スペイン1部のバルセロナへ完全移籍することが合意に達した。その安倍がプレーすることになると見込まれるバルセロナBの監督には、クラブOBであるビクトール・バルデス氏が就任する可能性もあると報じられている。
近年のバルサBはセグンダ・ディビシオン(2部)とセグンダB(3部)の間を行き来している。2017年に2部昇格を果たしたあと、1年で再び3部へ降格し、2018/19シーズンはセグンダBのグループ3を8位で終えて昇格を逃した。
昨季のバルサBを率いていたのは、過去にユースチーム監督やバルサBアシスタントコーチなどを務めていたシャビ・ガルシア・ピミエンタ氏。だが、かつてバルサのトップチーム守護神として活躍したV・バルデス氏が新監督として古巣復帰を果たす可能性があると地元紙『エル・ナシオナル』などがここ数日報じていた。
現在37歳のV・バルデス氏はバルサの下部組織出身で、トップチームで2002年から2014年まで活躍。その後マンチェスター・ユナイテッドやミドルスブラなどでプレーしたあと、2018年1月に現役引退を表明した。
先月には、V・バルデス氏はあらゆるカテゴリでの指導が可能となるUEFAプロライセンスを取得している。MF久保建英が加入したレアル・マドリー・カスティージャを率いるラウール・ゴンサレス新監督と“同期”での取得だった。
報道によればV・バルデス氏はバルサB、またはもうひとつ下のカテゴリであるフベニルAの監督就任に向けた交渉を行っているという。同氏がバルサB監督に就任する場合、ピミエンタ現監督はトップチームのスタッフ入りが見込まれている。
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