安部裕葵【写真:Getty Images for DAZN】
J1の鹿島アントラーズに所属する日本代表FW安部裕葵は、スペイン1部のバルセロナへ完全移籍することが合意に達した。12日に鹿島より発表が行われている。
バルサ側からの発表は現時点でまだ行われておらず、安倍がどういった形でチームに加入するかは明らかにされていないが、まずはBチームでプレーをスタートさせることが見込まれる。レアル・マドリーに加入したMF久保建英と同様の形となる。
セグンダB(3部相当)で戦うバルサBで活躍を見せることができれば、トップチームでプレーするチャンスも生まれてくる。だがもちろん、Bチームでプレーする全ての選手がトップチームへ昇格できるわけではなく、ある程度の“狭き門”ではある。
2018/19シーズンには、バルサB所属選手のうち8人がトップチームの公式戦にデビューを飾った。ロシアワールドカップの日本代表戦でゴールを挙げたセネガル代表DFムサ・ワゲもその一人であり、トップチームでリーグ戦3試合に出場している。
DFフアン・ミランダは公式戦4試合に出場。DFチュミとMFリキ・プッチはそれぞれ3試合に出場した。DFホルヘ・クエンカ、MFカルレス・ペレス、アレックス・コジャド、FWアベル・ルイスはそれぞれ1試合に出場してトップデビューを飾った。
トップチームの公式戦に出場できたとしても、そこから正式に昇格し定着できるのはまた一部の選手のみとなる。安部はその厳しい挑戦を乗り越えていくことができるだろうか。
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