アヤックスのマタイス・デリフト【写真:Getty Images】
アヤックスのオランダ代表DFマタイス・デリフトの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は、同選手がユベントスとの個人合意に達していることを認めつつ、クラブ間交渉の現状について説明している。オランダ紙『テレグラーフ』がインタビューを伝えた。
複数のビッグクラブが獲得への関心を示していたデリフトだが、ユーベとの契約が合意に達し、残るクラブ間交渉が行われていると報じられていた。ライオラ氏はそれが事実であることを認めている。
ライオラ氏によれば、デリフトは昨年夏の時点で、アヤックスでもう1年プレーを続ける条件として今夏の移籍に応じることを約束されていたという。その際に言及された移籍金の額は4500~5000万ユーロ(約54億8000万~60億9000万円)だったとのことだ。
デリフト本人と5年契約の合意を取り付けたユーベは、アヤックスに対する最初のオファーとして、ボーナス無しの移籍金5000万ユーロを提示したとされている。だがアヤックスは、1年前に想定していたこの金額には満足せず、より高額を要求しているようだ。
「あとはアヤックスがどう対応するか次第だ」とライオラ氏は述べつつ、クラブと衝突することは望んでおらず、合意が成立しない限りはデリフトは8日から開始されるアヤックスの練習にも参加すると説明している。「ユベントスとアヤックスが早期の取引成立に向けた姿勢を見せることだけが選手本人の望みだ」と代理人はデリフトの考えを語った。
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