アーセナルのメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルに対し、トルコ1部のフェネルバフチェが獲得への動きを強めているという。トルコ『フットボール・アレーナ』などが伝えている。
2013年からアーセナルに所属し、主力選手として活躍を続けてきたエジルだが、ここ最近のパフォーマンスに対しては批判もある。補強資金獲得のため、また高額年俸の負担を軽減するため、アーセナルはこの夏に同選手を売却することを考えているとも報じられている。
トルコにルーツを持つエジルが少年時代から応援していたクラブだというフェネルバフチェからの関心も噂されていた。ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反により欧州サッカー連盟(UEFA)からの調査を受ける状況にある同クラブがエジルを獲得するのは金銭的に厳しいとみられているが、トルコでの報道によれば諦めることなく動きをみせているという。
「フェネルバフチェの会長は必死に取り組んでおり、年俸とレンタル料を負担するスポンサーを探そうとしている。順調に進んでいると思う。現時点で可能性は50%から51%だと言える」とジャーナリストのファティフ・ドアン氏がトルコ『TRTスポル』に述べたコメントが伝えられている。
ガラタサライ、ベシクタシュとともにトルコ“3強”の一角を占めるフェネルバフチェだが、昨季は一時降格圏に転落するなど極度の不振に陥り、終盤にようやく白星を重ねてリーグ6位で終えた。巻き返しに向けた大型補強は成功するのだろうか。
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