マリオ・バスラー氏【写真:Getty Images】
かつてバイエルン・ミュンヘンなどでプレーした元ドイツ代表のマリオ・バスラー氏が、50歳での“現役復帰”を果たすことになった。独紙『ビルト』などが伝えている。
「スーパーマリオ」の愛称で知られたバスラー氏は1987年にカイザースラウテルンでデビューし、ヘルタ・ベルリンやブレーメン、バイエルンなどでプレー。1995年にはブレーメンでブンデスリーガ得点王にも輝いた。ドイツ代表としてはEURO96の優勝メンバーの一員でもあった。
1999年にはバイエルンでチャンピオンズリーグ決勝にも出場。マンチェスター・ユナイテッドの劇的な逆転勝利で「カンプ・ノウの奇跡」として語り継がれる試合だが、前半6分にバイエルンの先制点を挙げていたのがバスラー氏だった。
再加入したカイザースラウテルンを2003年に離れたあと、カタールで1年間プレーして一旦現役を引退。その後はドイツ下部リーグの複数クラブで監督やディレクターを務めつつ、選手として断続的にプレーすることもあった。今回は8部相当のリーグで戦うTSGアイゼンベルクに加入してプレーを再開することが決まったという。
同クラブにはバスラー氏の息子モーリスも在籍しており、親子で共演することが見込まれている。バスラー氏は「選手兼アドバイザー」としてクラブに加入するとのことだ。
【了】