日本代表、コパ・アメリカ8強入りの条件は【写真:Getty Images】
コパ・アメリカ2019(南米選手権)・グループステージA組の最終節が現地時間22日に行われた。これにより、日本代表が決勝トーナメントに進むための条件が見え始めている。
現地時間24日にC組最終節でエクアドルと対戦する日本。第2節まで終了して2位ウルグアイと勝ち点3差の3位という状況だ。
コパ・アメリカ2019では、各組上位2チームのほか、各組3位のうち成績上位2チームがベスト8に進める。日本は3位でグループステージを終えた場合、他グループの3位の成績がカギを握ることになる。
A組では、2位で最終節を迎えたペルーがブラジルに0-5で大敗し、3位に転落した。ペルーは勝ち点4で、日本がエクアドルに勝った場合は勝ち点で並ぶことになる。
次に得失点差で順位を決めるが、ブラジルが大差で勝ったことで、ペルーは「ー3」に。日本は現時点で「ー4」となっているため、2点差以上の勝利でペルーを超えることは確実だ。
仮に日本が1点差で勝った場合は、得失点差でも並ぶことになる。その際は総得点で順位をつけることに。ペルーは3試合で3得点、日本は2試合を終えて2得点。2-1の勝利であれば日本が総得点でペルーを上回るが、1-0の場合は総得点でも並ぶ。
すると、フェアプレーポイントで順位を決定することになる。3試合を終えたペルーは、フェアプレーポイントが「-6」。日本はここまで「-4」となっている。
フェアプレーポイントはイエローカード1枚で「-1」。ただし、2度目の警告による退場は「-3」、一発レッドカードは「-4」という扱いになるため、1つのファウルでフェアプレーポイントの順位が入れ替わる可能性もある。
B組は現地時間23日に最終節を予定しており、対ペルーよりも3位争いの基準が下がることも考えられる。いずれにしても、他グループの結果が分かった上で戦えることはC組に入った日本にとってのアドバンテージ。うまくいかして決勝トーナメント進出を決めたいところだ。
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