日本代表【写真:Getty Images】
ブラジルで開催中のコパ・アメリカ2019(南米選手権)は、現地時間21日までにグループステージ第2節までの日程が終了した。決勝トーナメント進出に向けた各グループの状況も明確になりつつある。
21日には日本代表と同じグループCのエクアドル対チリ戦が行われ、チリが2-1で勝利を収めた。この結果、グループCは2連勝で勝ち点6のチリが決勝トーナメント進出を決定。ウルグアイが勝ち点4で2位、日本が勝ち点1で3位、エクアドルが勝ち点0で4位となっている。
決勝トーナメントに進むことができるのは各グループの上位2チームと、3位の中から成績上位の2チーム。最終節でエクアドルと対戦する日本は、引き分けでもグループ3位となるが、勝ち点2では他グループとの兼ね合いで敗退となる可能性が高い。望みを繋ぐためには少なくとも勝利が必要となりそうだ。
エクアドルに勝利を収めたとしても、グループ2位への浮上は非常に厳しい。ウルグアイがチリに敗れた上で、現在ウルグアイがプラス4、日本がマイナス4となっている得失点差を逆転する必要がある。エクアドルに勝利し、他グループの3位チームを上回っての3位通過が現実的な目標となる。
グループCの3位チームが決勝トーナメントへ進んだ場合、準々決勝ではグループAの首位通過チームと対戦する。グループAでは勝ち点4で並ぶ1位ブラジルと2位ペルーが22日の最終節での直接対決で首位通過を争う状況となっている。
その両チームよりは可能性が低いが、現在勝ち点2で3位のベネズエラがグループA首位に浮上する可能性も残されている。ブラジルとペルーが引き分けた上で、ベネズエラが最終節のボリビア戦に少なくとも3点差以上で勝利した場合だ。4点差以上なら確実、3点差ならブラジルとの総得点勝負となる。
日本代表が3位で決勝トーナメントに進んだ場合、中2日で27日の準々決勝に臨まなければならないのに対し、グループA首位チームは中4日。厳しい戦いが見込まれるが、いずれにしてもまずはエクアドル戦に勝利するしかない。
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