チリ代表のアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
チリ代表のFWアレクシス・サンチェスは、現地時間21日に行われたコパ・アメリカ2019(南米選手権)グループリーグC組第2節のエクアドル戦で決勝ゴールを挙げたが、前半に負傷していたことを明らかにした。『ロイター通信』など各国メディアが伝えている。
日本代表と同グループのチリとエクアドルが激突した試合は、前半を1-1で折り返したあと、51分にサンチェスが決勝点となる勝ち越しゴール。初戦の日本戦に続いて2連勝を収めたチリが決勝トーナメント進出を決め、エクアドルは2連敗となった。
チリのレイナルド・ルエダ監督は、サンチェスがこの試合の前半に負傷したことを試合後に明かした。「アレックスは前半に足首をねん挫したが、続けることは可能だとドクターと本人が判断した。彼のやってくれたことは非常に重要だった」とコメントしている。
以前から右足首に負傷を抱えていたサンチェスは、その治療の際の問題により感染症にもかかり、大会前には出場が危ぶまれる状況となっていた。だがルエダ監督は「同じ足首ではない」と話しており、負傷したのは左足のようだ。
「クロスを上げた時に足をひねったが、テーピングを巻いて痛み止めを飲んで(後半の)ピッチに出た。ねん挫だと思う。痛みを抱えてプレーしていたが、あまり深刻なものではないことを願いたい」とサンチェス自身は話している。
チリ代表は現地時間24日に行われるグループ最終節の試合でウルグアイ代表と対戦する。首位通過を懸けた一戦となるが、すでに決勝トーナメント進出は決まっていることもあり、負傷を抱える選手に無理をさせることはないかもしれない。
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