なでしこジャパン【写真:Getty Images】
国際サッカー評議会(IFAB)は21日、国際サッカー連盟(FIFA)の要請を受け、現在開催中の女子ワールドカップでゴールキーパーの反則に対する処分の一時変更を決定した。
今回変更となるのは、PK戦におけるGKのファウルに対する警告処分だ。6月からルールが変更となり、GKはPKの際、少なくとも片方の足がゴールラインに触れてなければ反則で、即イエローカードの対象となっていた。これを今回の女子ワールドカップのPK戦では警告にならないことが決まっている。
女子ワールドカップではVARが使われており、すでに新ルールでの警告が相次いでいる。イングランド代表のGKカレン・バーズリーは、これまでやってきた習慣を突然変更するのは難しく、「残酷なこと」と新ルールに対する戸惑いを語っていた。
PK戦では選手交代が認められない。そのため、新しいルールにそって警告を出すと、GK退場という事態も考えられた。22日から始まる決勝トーナメントを前に、そういったトラブルが起こらないよう、一時的にルールを変えた形だ。
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