ミラン【写真:Getty Images】
ミランのヨーロッパリーグ(EL)出場辞退が決定的となった。18日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
チャンピオンズリーグ(CL)出場を計画に盛り込んで今季リーグ戦を戦ったが、最終的に5位でフィニッシュ。そのため、計画未達となり、収支のバランスが取れなくなったことで、このままの状態であればFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)違反となる見通しだった。
実は、ミランは昨季もFFP違反を指摘されている。UEFA(欧州サッカー連盟)からEL参加禁止処分を受けたが、この時はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴し、決定が保留されたことでEL参加が認められた。だが今回は、ミラン自らEL辞退を申し出た模様。
同メディアによると、EL出場を放棄することでUEFAと和解協定を結び、FFP対策するための猶予が与えられるようだ。その間に財政面を改善し、制裁から逃れるのが目的とされる。なお、ミランがEL辞退した場合、ローマがELにストレートインし、トリノがEL予選から参加することになる。現地時間19日にUEFAが公式発表を行う予定だ。
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