日本代表の久保建英【写真:Getty Images】
コパ・アメリカ2019(南米選手権)グループステージC組第1節の日本代表対チリ代表戦が現地時間17日に行われ、チリが4-0の勝利を収めた。スペイン紙『マルカ』は先発でフル出場したMF久保建英に注目する記事を電子版に掲載している。
キリンチャレンジカップに向けた日本代表にも招集されていた久保は、9日に行われたエルサルバドル戦に交代出場して日本代表デビュー。14日にはスペインの名門レアル・マドリーへの移籍が発表され、コパ初戦では日本代表初先発および公式戦初出場を飾った。
「久保にとって素晴らしい1週間」と『マルカ』は日本の18歳を祝福。今月4日に誕生日を迎えたばかりの新星について、「久保建英は18歳になってから最初の2週間を決して忘れることはないだろう」と述べている。
チリ戦は大敗に終わったが、久保が垣間見せた才能にもスペイン紙は注目している。「前半最高のプレー」としてMFエリック・プルガルを股抜きでかわした場面を挙げ、「日本の21番を知らなかった2万人近くのチリファンも含め、スタジアム全体を沸かせた」と称えた。
65分には“2人抜き”でゴール前に侵入して決定的なシュートを放つ場面もあったが、惜しくも得点はならなかった。「もう少しで素晴らしいゴールを決めるところだった」とサイドネットに収まったシュートについて伝えられている。
『アス』紙も同様に久保のプレーに注目。プルガルをかわした場面について「マドリー選手として最初の超絶テクニック」と伝え、後半の得点機についても「あと少しでゴラッソ」「全く怯む様子はなかった。この場面が最高の例」と称賛している。
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