チリ代表のレイナルド・ルエダ監督【写真:Getty Images】
コパ・アメリカ2019(南米選手権)グループステージC組第1節の日本代表対チリ代表戦が現地時間17日に行われる。チリのレイナルド・ルエダ監督が試合前日の会見で見通しを述べた。
「極めて重要な大会の初戦ということで、緊張感は高まっている。個人としてもチームとしても細部まで整合性の取れた準備ができていて、良い試合ができるように進めている。今日の練習でその準備が完成したと思う」とルエダ監督はチーム状態に自信をのぞかせた。
ブラジル代表のチッチ監督はウルグアイ、アルゼンチン、コロンビアを今大会の優勝候補に挙げ、2連覇中のチリを除外する発言をしていた。ルエダ監督自身も「最有力候補はウルグアイ。南米で唯一一貫性のある準備を整えてきた。監督も変えずに安定した戦略でチームを作ってきた国だ」と同じグループで戦うライバルチームの力を認めている。
だが「ウルグアイやエクアドルのことを考える前に、日本に焦点を当てなければならない」と初戦に集中する姿勢も強調。「ウルグアイも強いチームであり、スタートダッシュにも成功したが、我々はまずは日本のことを考える」と語った。
その日本代表については、「すごく良い連携が取れており、招集されたベテランも若手も全員合わせてとても良いチームだと思う」とコメント。「プレースタイルがすごく複雑。すごくプレッシャーをかけてくる文化があり、勢いのあるチームだ」と評している。
「相手のことは全てリスペクトしているが、我々は勝ちたいという気持ちで取り組みたい」と指揮官は試合に臨む上での意識を述べ、「明日勝つことが非常に重要なのは分かっている。チリは明日、間違いなく良いプレーをする」と日本代表との戦いに自信をみせた。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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