中山雄太【写真:Getty Images】
ブラジルで開催中のコパ・アメリカ2019(南米選手権)に出場する日本代表は、グループステージ初戦となるチリ戦に向けて準備を進めている。MF中山雄太が大会に向けたチームの現状や見通しを語った。
キリンチャレンジカップにも招集されていた中山は、国内で行われた2試合では出場機会を得られなかったが、コパ・アメリカで代表デビューを飾ることができるかもしれない。「個人の役割というより、しっかりと自分のプレーをしてチームに貢献するってことだけ考えてやっていきたいと思います」と意気込みを述べた。
初戦で対戦するチリについては「やっぱり2連覇しているだけあって自信は必ず持っていると思う。あとは球際はもちろんですけど、しっかりとボールを後ろから繋いできたり、前線の個の能力は高いと思いました」と印象を話している。
今回のチームでボランチとしてもプレーする中山は、チリ戦に出場すればMFアルトゥーロ・ビダルとマッチアップする可能性もある。「やっぱりこういう舞台で、ビッグクラブでやってる選手に対してチャレンジするだけの立場なので、自分の力をしっかり全て出し切って、チームに貢献できるように頑張りたいなと思います」
開催国のブラジルと対戦するわけではないが、南米の地は日本にとって環境面など様々な意味で“敵地”となる。「過去にないくらいの完全アウェイだと思うので。しっかり気を引き締めていきたい部分ではあります。完全アウェイに対して自分たちのプレーをしっかり出せるように、準備は日頃からしっかりしていきたいなと思います」と中山は大会に臨む姿勢を語っている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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