前田大然【写真:Getty Images】
ブラジルで開催中のコパ・アメリカ2019(南米選手権)に出場する日本代表は、グループステージ初戦となるチリ戦に向けて準備を進めている。FW前田大然が大会に向けて意気込みを語った。
南米の強豪に挑む舞台でも、前田は自身の最大の持ち味であるスピードで勝負する姿勢を明確にしている。「スピードでどれだけ通用するかっていうのは試したい部分なので。まずは試合に出ないと話にならないですが、ここまで良い準備ができていると思うので、出たら何かしてやろうっていう気持ちです」
だが激しい守備を繰り出してくる南米の選手たちの中で、負傷してしまう危険にも注意しなければならない。前田は昨年8月にはアジア大会準決勝で負傷し、約2ヶ月の戦線離脱を余儀なくされた。
「アジア大会でえげつないタックル食らってるので、ああいうのはもう避けたい」と前田。だが「こっちがどれだけ良い準備していても、されるのはしょうがないので。逆にやり返すくらいの気持ちでやっていかないと勝てないと思うので」とリスクを承知の上で勝負することを強調している。
スピードで振り切るだけでなく、接触プレーになっても負けるつもりはないと前田は語る。「体の強さっていうのも自分の持ち味でもあると思うので。相手をふっ飛ばすくらいの気持ちで頑張りたいと思います」と強気の姿勢を示した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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