ブラヒム・ディアス、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス【写真:Getty Images】
J1のFC東京に所属していた18歳の日本代表MF久保建英はスペインのレアル・マドリーへ完全移籍することが決定し、14日に両クラブから発表が行われた。久保はマドリーのBチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャでプレーを開始することになる。
カスティージャでは主に19歳から22歳前後の選手たちがプレーしている。18歳になったばかりの久保はその中でも若い選手となるが、下のカテゴリからの昇格なども見込まれており、同年代の選手ともプレーすることになりそうだ。
だが、久保とほぼ変わらない年齢ですでにマドリーのトップチームでプレーしている選手たちもいる。現在18歳のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールや、19歳のU-21スペイン代表MFブラヒム・ディアスがそうだ。
ヴィニシウスは昨年夏にマドリーに加入し、当初は久保と同じくカスティージャに登録。3部リーグで戦うカスティージャでは格の違いを見せつけ、ほどなくトップチームに引き上げられて活躍をみせた。
ディアスは今年1月にマンチェスター・シティからマドリーへ移籍。シーズン終盤にはトップチームでの出場機会を増やし、リーガ初ゴールも挙げた。来季はエスパニョールへのレンタルの可能性も報じられている。
もう一人、来季のマドリーには久保と同じ2001年生まれのブラジル人FWロドリゴ・ゴエスも加入が決定している。“ネイマール2世”とも呼ばれるロドリゴはまだ17歳だった昨年夏に4500万ユーロ(約55億円)という巨額の移籍金での加入が決定し、未来のスター候補として大きな期待をかけられている。
将来的には久保と同じチームで戦う仲間に、あるいはポジションを争うライバルになるかもしれない選手たちだ。だが彼らと同じ舞台に立つため、まず久保はカスティージャでアピールしなければならない。
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