10位~7位
10位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/ユベントス)
生年月日:1985年2月5日(34歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦31試合出場/21得点11アシスト、国内カップ戦2試合出場/0得点0アシスト、CL9試合出場/6得点2アシスト
今季よりユベントスで活躍するポルトガル代表FWは、新天地でもその実力を存分に証明したと言えるだろう。リーグ戦では開幕3試合こそゴールがなかったが、第4節のサッスオーロ戦で2得点をマークしてからというもの、この男の勢いは急激に加速。結果的にリーグ戦では31試合で21得点11アシストという爆発的な数字を残した。
ゴール前で発揮する勝負強さはやはりワールドクラス。今季は試合ごとにCF、WGのポジションを交互にこなしていたが、その中でも継続してゴールネットを揺らせたのは見事の一言だ。チャンピオンズリーグでも6得点をマークするなど、常に怖い存在であり続けた。シーズン終盤は怪我に泣かされたものの、セリエA年間MVPに輝くなど、新天地1年目はおおむね成功だったと言えるだろう。
9位:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1988年6月2日(31歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦33試合出場/21得点7アシスト、国内カップ戦5試合出場/3得点2アシスト、CL7試合出場/6得点1アシスト
強さと速さ、そして巧さを兼ね備える世界屈指のストライカーは今季もゴール前で相手の脅威となり続けた。常にゴールへ向かう姿勢を忘れず、シュートコースを見つければ迷いなく足を振り抜く。フィジカルも強いため、ボールキープしながら味方を生かすこともできるなど、前線で様々な仕事を果たすことが可能だ。所属するマンチェスター・シティの選手層はかなり厚いが、その中でもずば抜けた能力を持っていると言ってもいいだろう。
今季のプレミアリーグでは得点王の座こそ逃したものの、21得点を収めチームの連覇に大きく貢献した。もちろんその活躍は国内試合だけに留まらず。チャンピオンズリーグでも7試合で6得点1アシストをマークするなど、様々な舞台で結果を残し続けてきた。今年で31歳となった同選手だが、まだまだトップレベルでプレーできるはずだ。
8位:チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1991年4月11日(28歳)
ポジション:MF
今季成績:リーグ戦30試合出場/2得点6アシスト、国内カップ戦6試合出場/0得点0アシスト、CL5試合出場/0得点2アシスト
柔らかいボールタッチと繊細なパスで違いを生むことができるスペイン代表MF。名将ジョゼップ・グアルディオラ監督が惚れたその才能に疑いの余地はなく、サッカースキルを高いレベルで持ち合わせている選手と言えるだろう。この男の存在があるとないとでは、チームの状況もガラリと変わってしまう。事実、今季のバイエルン・ミュンヘンはチアゴ・アルカンタラを負傷で欠いたリーグ戦4試合で勝ち切ることができていないのだ。それほどに、この男の存在は大きい。
今季は公式戦41試合に出場したチアゴ。その中で得点は「2」、アシストは「6」と決して良い数字を残しているわけではない。ただ、ピッチで示している働きは絶大で、データサイト『Who Scored』内では毎試合高評価を収めているのだ。バイエルンの今季は決して良いものとは言えないが、チアゴの輝きだけは別格だったと言えるだろう。
7位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表/リバプール)
生年月日:1998年10月7日(20歳)
ポジション:DF
今季成績:29試合出場/1得点12アシスト、国内カップ戦0試合出場/0得点0アシスト、CL11試合出場/0得点4アシスト
今季のリバプールは、他のクラブと比較しても圧倒的に強かった。プレミアリーグではわずか1敗、チャンピオンズリーグでは難敵を次々と退け見事ビッグイヤーを掲げた。その立役者の一人となったのが、この男だ。19歳にしてロシアワールドカップ出場、リバプールで主力としてプレーする20歳は、今急激に成長を遂げているイングランド期待の星である。右足から放たれる精度の高いクロス、そして攻守両面で果敢に動き回ることのできる豊富なスタミナ。将来有望な若手は、サイドバックに必要な能力を高い次元で持ち合わせていると言えるだろう。
モハメド・サラーが中へ切り込んで作ったスペースを、的確に突くことができるトレント・アレクサンダー=アーノルド。そこからシュート、クロスに持ち込む技術は高く、リバプールの新たな“矢”となることが可能だ。リーグ戦29試合で12アシストという成績は見事の一言で、試合の中で幾度となくチャンスに絡んできた。来季以降の活躍にも、今から期待できる。