負傷交代したアルトゥール【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するブラジル代表MFアルトゥールは、現地時間9日に行われたホンジュラス代表との国際親善試合で前半に負傷交代を余儀なくされた。コパ・アメリカ2019(南米選手権)への影響も懸念されるが、チッチ監督は軽傷だという見通しを口にしている。
ブラジルは母国開催のコパ・アメリカに向けた最後のテストとしてホンジュラスと対戦。7-0の大勝で大会に弾みをつけたが、先発で出場したアルトゥールは前半32分にピッチを去ることになった。
アルトゥールはピッチ中央付近でパスを出したあとホンジュラスのFWロンメル・キオトからの激しいスライディングタックルを受け転倒。キオトには一発レッドカードが提示された。アルトゥールは治療を受けたがプレー続行不可能となり、涙を流すような様子もみせていた。
14日に初戦を迎えるコパ・アメリカへの影響も不安視されたが、チッチ監督は試合後に「アルトゥールは大丈夫だ」とコメント。「彼と話をしたが、単に強い打撃を受けただけだと言っていた。ドクターの診断が必要だが、様子を見る限りでは大丈夫そうだ」と話している。ブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えた。
ブラジル代表からはすでに、5日のカタール戦で負傷したエースのFWネイマールが離脱することが決定。代役としてチェルシーのMFウィリアンが追加招集されている。
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