無難に対応した3バック
森保一監督が率いる日本代表は9日、ひとめぼれ宮城スタジアムでキリンチャレンジカップ2019のエルサルバドル戦に臨む。5日のトリニダード・トバゴ戦で初めて[3-4-2-1]をテストし、シュート25本を放ったがスコアレスドローに終わった。
ディフェンスに関しては3トップにしてきた相手に対して、冨安健洋、昌子源、畠中槙之輔の3バックがときに直接さらされながらも堅実に対応。後半10分、25分にシュミット・ダニエルがセーブを強いられる危険なシーンはあったが、同数の時間帯が多い中でも3バックは無難に対応できていた。
特に右を担当した冨安は左ウィングのジョマル・ウィリアムズに完勝で、危なげがないプレーだった。言い換えれば今回の3バックも冨安の強さと安定感がかなり生命線になりそうだ。
3バックと言っても守備時にはっきり5枚にしてしまう形と3枚でできるだけ維持する形、つるべでウィングバックが落ちて4枚になる形などあるが、森保監督の3バックは3枚か状況に応じて5枚になる。
ただし、トリニダード・トバゴ戦は相手にあまり関係なく自分たちの形を確認していたこともあってか、できるだけ3枚で維持しながらウィングバックを高めに置きたいという意図が見られた。
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