ユスファ・ムココ【写真:Getty Images】
来季からドルトムントの下部組織(U-19)に昇格する14歳のFWユスファ・ ムココが、今年中にU-18ドイツ代表へ招集されるかもしれない。7日に独メディア『スポックス』が報じている。
ムココは2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、2016年5月にドルトムントへ移籍している。
ドルトムントでもU-15チームでプレーすることになったムココは、21試合で33ゴールを記録する活躍を見せ、飛び級でU-17チームに引き上げられた。そこでも目まぐるしい活躍を見せ、12歳でU-16ドイツ代表に招集されることに。現在までに通算4試合出場で3得点決めている。
そして、13歳ながらドルトムントU-17で背番号10を身につけ、キャプテンを任せられることになった。昨季は25試合出場で37得点6アシストを記録。14歳になった今季は25試合出場で46得点8アシストを記録し、U-17ブンデスリーガの最多得点記録を塗り替えている。U-17のカテゴリーでは敵なしの状態となったことから、来季はU-19に引き上げられることになった。
変化するのはそれだけではない。ドルトムントのユース・マネージャーを務めるラース・リッケン氏は「彼は再びドイツ代表としてプレーすると信じている。なぜなら、彼は自分自身で別次元の力を証明したからだ」と語り、U-18ドイツ代表に招集される可能性を示唆した。
2017年10月のU-16ベルギー戦でゴールを決めて以降、U-16ドイツ代表でプレーしていないムココ。同メディアによると、学校の欠席数を最小におさえるため、ドイツサッカー連盟(DFB)からの招集を全て断っていたという。しかし、以前とは状況が違うため、今後は招集に応じることになりそうだ。今年中にU-18ドイツ代表でデビューを果たすかもしれない。
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