アヤックスのマタイス・デリフト【写真:Getty Images】
多くのビッグクラブからの関心が噂されてきたアヤックスのオランダ代表DFマタイス・デリフトだが、パリ・サンジェルマン(PSG)が同選手の獲得に向けて優位に立ったとみられている。米メディア『ESPN』が伝えた。
19歳にして名門アヤックスのキャプテンを務め、チャンピオンズリーグ準決勝進出などチームの好成績に大きく貢献してきたデリフト。今夏の移籍市場ではPSGのほかバルセロナやマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスなどが獲得を望んでいると報じられてきた。
だが『ESPN』が得たとされる情報によれば、PSGが他クラブをリードしてデリフトの獲得に近づいているとのこと。PSG幹部に復帰することが見込まれるレオナルド氏がその交渉を進めていると伝えられている。
レオナルド氏はミランのスポーツディレクター(SD)を退任することが先日発表された。現在は、2011年から13年までディレクターを務めたPSGへの復帰に向けた交渉を行いつつ、デリフトの代理人であるミノ・ライオラ氏とも接触しているとのことだ。
一方スペイン紙『マルカ』によれば、バルサもライオラ氏にデリフト獲得のオファーを出し、回答を待っている状況だという。デリフトはオランダ代表でUEFAネーションズカップを戦い終えたあと、来週には去就を明らかにすると見込まれている。
バルサが提示したのは“最終オファー”であり、それ以上金額を引き上げるつもりはないようだ。今季の活躍によりデリフトがさらに評価を高めたことで他クラブからはより高額のオファーもあるが、スペイン紙によれば選手本人はバルサへの移籍を望んでおり、バルサ側も適正な金額で合意できることを期待しているとみられている。
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