畠中槙之輔【写真:Getty Images】
日本代表はキリンチャレンジカップ2019のトリニダード・トバゴ戦から一夜明けた6日、午前中に豊田スタジアムで練習を行った。練習後にエルサルバドル代表戦の会場となる宮城へ移動した。
DF畠中槙之輔は「3バックはチームとしてやるのは初めてでしたし、本当にぶっつけ本番みたいな感じだったのもありますけど、ある程度共通理解はしっかりみんな持ちながらやれたので、良かったんじゃないかなと思います」と初の試みとなった3バックにある程度の手ごたえを感じたようだ。
一方「監督も自分たちの3枚のうちの両ワイドがもうちょっと高い位置で前と距離を詰めてパス交換できれば、もうちょっと良かったかもねという話をしていた」とビルドアップ時の連携について改善が必要との認識を示した。
所属先の横浜F・マリノスでも3バックの経験がある畠中は「サッカー自体が違うので比べようがないですけど」と前置きしたうえで「マリノスでやるよりはこっちの方が後ろの人数もかかっていますし、パスコースという部分では、相手が取りに来ていなかったというのもあるので、そんなに苦はなかったですね」と語った。
3月26日のボリビア戦で代表初出場を飾った畠中は2戦連続フル出場となった。「自信というか、経験値としては確実に上がっていると思いますし、いろいろ状況判断のところとかも「こういう時はこういう判断をするんだ」という勉強にもなりましたし、非常に経験を感じられた試合だったと思います」と成長を口にする。
「欲を言えばもっとボールに絡むプレーをしたかったですけど、慎重に入ったという結果がああなっちゃったので、次はもっと積極的に受けられればいいのかなと思います」と話す畠中はマリノスOBで代表でも長らく活躍した中澤佑二氏が着けていた背番号「22」で代表定着を目指す。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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