ユスファ・ムココ【写真:Getty Images】
ドルトムントU-17に所属する14歳のU-16ドイツ代表FWユスファ・ムココが、来季はドルトムントU-19でプレーすることになりそうだ。2日に独メディア『ヴェルト』が報じている。
現地時間1日にドルトムントU-17はMSVデュースブルクU-17と対戦し6-0の勝利をおさめた。この試合でムココは今季9度目のハットトリックを達成し、25試合の出場で46得点を記録することになった。それに加え、U-17ブンデスリーガの最多得点記録を塗り替えている。
もはや、U-17のカテゴリーでは敵なしだ。同メディアは「来季、ムココはドルトムントU-19のためにプレーするだろう」と伝えている。また、ドイツの『90Min』によると、昨年夏ころから数ヶ月に渡ってバルセロナがムココの調査を行なっている模様。ただ、規定により18歳未満の選手の国外移籍は禁止だ。例外的に、EU内に限り16歳から移籍は可能となっている。
ムココは2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、2016年5月にドルトムントへ移籍している。
ドルトムントでもU-15チームでプレーすることになったムココは、21試合で33ゴールを記録する活躍を見せ、飛び級でU-17チームに引き上げられた。そこでも目まぐるしい活躍を見せ、12歳でU-16ドイツ代表に選出されることに。現在までに通算4試合出場で3得点決めている。
そして、13歳ながらドルトムントU-17で背番号10を身につけ、キャプテンを任せられることになった。昨季は25試合出場で37得点6アシストを記録。14歳になった今季は25試合出場で46得点8アシストを記録し、1シーズンで9回もハットトリックを達成している。バルセロナも注目しており、将来的に“未来のリオネル・メッシ”と呼ばれる存在になるかもしれない。
【了】