トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)で準優勝に終わったトッテナムは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督を引き留めるためにも、今夏の移籍市場では積極補強を試みることが見込まれている。英紙『ミラー』などが伝えた。
トッテナムは昨夏にも今年1月にも新たな即戦力の選手を補強することはなく、現有戦力のみで戦ってきた。それでもプレミアリーグで4位確保、CLでは初の決勝進出を果たすなど好成績を収めている。
補強を行わなかった理由のひとつは、新スタジアム建設のための費用が必要であったこと。ポチェッティーノ監督もリバプールとの試合後に、「(優勝できたとすれば)人々を驚かせていただろう。過去5年間のトッテナムはスタジアムを優先し、補強に全く金を使ってこなかったからだ」とコメントしていた。
だがスタジアム建設が終了し、クラブは新たな選手の補強にも投資を行える状況となった。今季の躍進でさらに評価を高めたポチェッティーノ監督が他クラブに引き抜かれるのを阻むためにも、レアル・マドリーなどへの移籍が噂されるMFクリスティアン・エリクセンの穴を埋めるためにも、今夏には補強へ動くことが見込まれている。
『ミラー』によればトッテナムはすでに、ベティスのアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソとリヨンのフランス代表MFタンギ・エンドンベレに対して巨額のオファーを提示したが断られているという。他にはセルタのFWマキシ・ゴメスや、フラムのMFライアン・セセニョンにも関心を示しているとされている。
『デイリー・メール』は上記の選手のほか、クリスタル・パレスのDFアーロン・ワン=ビサカや、ローマのMFニコロ・ザニオロ、アヤックスのMFドニー・ファン・デ・ベークなどもトッテナムが関心を示す選手として名前を挙げている。
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