ファビオ・ペッキア監督【写真:Getty Images】
J2のアビスパ福岡は3日、今季からトップチームを率いていたファビオ・ペッキア監督が退任することを発表した。退任理由は同監督の「家庭の事情」だとされている。
昨季7位で惜しくもJ1参入プレーオフ出場を逃した福岡は、退任した井原正巳前監督の後任としてペッキア監督を招へい。だが今季は開幕から苦しい戦いを強いられ、J3降格圏にも沈んでいた。現在は18位に位置している。
クラブはペッキア監督が「家庭の事情を理由に急遽退任することが決定いたしました」と述べ、「退任の意志が固く受理することにいたしました」と本人の意志であることを説明している。後任については決定次第改めて発表を行うとのことだ。
「残念ながら、私個人の事情でアビスパ福岡とお別れし、イタリアに戻らなければなりません」とペッキア監督はコメント。サポーターや選手、スタッフらへの感謝の思いを述べつつ、「人間としても、サッカー指導者としても成長することができました。アビスパがこれから大きなゴールを目指し、たどり着くことを心から願っています」と続けている。
イタリア出身のペッキア監督は、過去にナポリやレアル・マドリー、ニューカッスルでラファエル・ベニテス監督のアシスタントを務めたほか、監督としてエラス・ヴェローナをセリエAに昇格させるなどの実績を残していた。
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