マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーはマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバの獲得に向け、“トレード要員”として3人の選手の譲渡を提案する考えだという。英紙『タイムズ』が伝えている。
2018/19シーズンを無冠で終えたマドリーは来季に向けてチーム改革に乗り出すことが予想されており、数人の大物選手の補強の可能性が噂されている。ポグバもマドリーが強い関心を抱いていると言われる選手の一人だが、獲得を実現するには多額の移籍金が必要となる。
1億5000万ユーロ(約182億円)とも言われるユナイテッドの要求額の一部をカバーするため、マドリーとしてはまずウェールズ代表FWガレス・ベイルをユナイテッドに譲渡することができれば理想的だと考えているようだ。ジネディーヌ・ジダン監督の構想外だとみられるベイルに対しては、以前からたびたびユナイテッドが関心を示していると噂されてきた。
年齢や現在の評価を考えれば、ベイルをユナイテッドに譲渡したとしてもポグバの移籍金全額をカバーすることはできない。そこでマドリーは、さらにコスタリカ代表GKケイラー・ナバスとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスも取引に含めたい考えだとみられている。
ナバスはティボー・クルトワの控えとしてシーズンを過ごし、出場機会を得るためにも移籍が濃厚視されている。心臓発作を起こしたイケル・カシージャスの代役としてポルトが獲得を希望しているとの報道もある。
ハメスはバイエルン・ミュンヘンへの2年間のレンタルを終え、一旦マドリーに戻る見通し。だがジダン監督の構想には含まれず、マドリーで居場所はないと予想されている。
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