リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝のトッテナム対リバプール戦が現地時間1日に行われ、2-0の勝利を収めたリバプールが優勝を飾った。ユルゲン・クロップ監督にとっては、タイトルの懸かる決勝戦での連敗を「6」でストップする勝利でもあった。
2011/12シーズンには、ボルシア・ドルトムントで香川真司らとともにDFBポカール(ドイツ杯)優勝を飾り国内2冠を達成したクロップ監督。だがその後は自身の率いるチームを決勝まで導きながらも敗れることが続いていた。
2012/13シーズンにはCL決勝でバイエルン・ミュンヘンとのドイツ対決に敗戦。その後DFBポカール決勝でもバイエルンとヴォルフスブルクに敗戦を喫した。リバプールでは就任1年目の2015/16シーズンにヨーロッパリーグとキャピタル・ワン・カップ(リーグ杯)でそれぞれセビージャとマンチェスター・シティに敗れて準優勝。昨季CLでもレアル・マドリーに敗れて優勝を逃した。
だがイングランド対決となった今季の決勝にはついに勝利を収め、悲願の欧州タイトルを獲得。クロップ監督にとってはリバプールでの初タイトルであり、自身3度目のCL決勝で勝ち取った初優勝となった。
「正直に言って、何よりもホッとしている。特に家族のためにね。これまでの6回はいつも銀メダルを手にしてバカンスに行っていて、あまり良い気分じゃなかったよ」と試合後のクロップ監督のコメントをクラブ公式サイトなどが伝えている。
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