チェルシーのマルコス・アロンソ【写真:Getty Images】
チェルシーのスペイン代表DFマルコス・アロンソは、来季アトレティコ・マドリーへ移籍することが個人合意に達したとみられている。スペイン紙『マルカ』が30日付で伝えた。
同紙によればアトレティコは2ヶ月前からM・アロンソ獲得に向けた交渉を開始したものの、高額の年俸がネックとなり、一旦は獲得の望みが消えかけていたという。だが本人の意思もあり、契約の合意に達したとされている。
チェルシー加入3年目のM・アロンソは、今季もレギュラーとしてプレーしていたが、シーズン終盤にかけて出場機会が減少。チェルシーがアーセナルを破って優勝を飾った29日のヨーロッパリーグ決勝でもベンチで90分間を過ごしたことで移籍を決意したとみられている。
しかし、アトレティコがM・アロンソ獲得を実現させるためにはチェルシーとのクラブ間合意が必要となる。国際サッカー連盟(FIFA)からの補強禁止処分を受けているチェルシーは、選手を放出しても代役の獲得は不可能となるため、交渉は困難となることが見込まれている。
アトレティコのフランス代表DFリュカ・エルナンデスは、来季からバイエルン・ミュンヘンへ移籍することがすでに決定済み。DFフィリペ・ルイスも退団が見込まれており、M・アロンソがアトレティコに加入したとすれば左SBのレギュラーポジション確保が予想されている。
【了】