「負けることが100%決まっているわけではない」
ブンデスリーガ第26節日本人選手採点
Kicker誌(2014年3月24日付)
岡崎慎司「3.5」細貝萌「4」清武弘嗣「5.5」酒井宏樹「4.5」酒井高徳「4」
Bild誌(2014年3月24日付)
岡崎慎司「3」細貝萌「4」清武弘嗣「6」酒井宏樹「5」酒井高徳「3」
(長谷部誠、内田篤人、乾貴士については試合出場なし)
「負けることが100%決まっているわけではない(細貝萌)」(2014年3月22日対ボルシアMG戦後ミックスゾーン)
試合を終えたあとの細貝萌に、意気消沈した様子はカケラもなかった。漲る闘志が見え隠れする。
2014年3月22日、ブンデスリーガ第26節、細貝所属のヘルタ・ベルリンはボルシアMGとのアウェイに臨んだ。ヘルタはここ3試合を、対フライブルク0-0、対マインツ1-1、対ハノーファー0-3と、少し勝ち切れない状況が続いている。
一方のボルシアMGも、ホームで迎えた後期開幕初戦のバイエルン戦を落として以来、勝ち星に恵まれていなかった。前節ドルトムントに対してアウェイの地でようやく勝利を挙げた格好だ。勢いという意味では、ボルシアMGに分があった。
細貝は前節に続き4-2-3-1の布陣の中で、ニーマイヤーとダブルボランチを組んで先発出場する。前線にアランゴ、ラファエル、クルーゼといった攻撃能力の高い選手を並べるボルシアMGに対して、ヘルタは緻密にゲームを組み立てていく。
「相手の前の選手の能力が高いのは分かっていたし、そういう中でもしっかり守り切って、自分たちのペースでやろうとは思っていました」
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