エデン・アザール【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーはベルギー代表FWエデン・アザール獲得でチェルシーと合意に達したようだ。英メディア『デイリー・メール』などが現地時間の29日に報じた。
アザールには以前からレアルが興味を示していて、ジネディーヌ・ジダン監督が熱望しているFWの一人だった。今夏の移籍市場が迫ってくると、ほぼ毎日のようにアザール移籍の噂があった。
チェルシー側は国際サッカー連盟(FIFA)から今後2回の移籍市場での補強禁止処分を受けているため、アザール放出に難色を示していた。だが、アザールはチェルシーと2020年で契約が切れる。チェルシーは戦力補強ができないため、アザールを残留させる意向であったが、同選手はチェルシーと契約を更新する意思がない。チェルシーはフリー移籍を懸念し、今回放出に踏み切ったと考えられる。
同メディアはレアルとチェルシーが移籍金1億1500万ポンド(約158億円)で合意に達したと報じている。また残すは個人合意のみで、レアル側はアザールに対して、週給40万ポンド(約5500万円)を準備していると報じられている。
チェルシーは現地時間の29日にアーセナルとのUEFAヨーロッパリーグ決勝を控えているため、正式な発表はEL終了後とみられる。いよいよ、アザールのレアル移籍が現実のものとなる。
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