ジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランに所属する20歳のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、夏の移籍市場で放出されることになりそうだ。28日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
2021年6月までミランとの契約を残すジャンルイジ・ドンナルンマ。しかし、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を逃したことでコスト削減が急務となった。ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触しないようにするため、ミランは主力を売却して収支のバランスを取らなければならない。ミランのイバン・ガジディスCEOも「継続性を保つために財政面の安定と持続可能な成長を遂げるため、ミランは将来を見据える必要がある」と発言し、予算の縮小を明らかにしている。
同メディアによると、計画としては、リッカルド・モントリーヴォ、イニャツィオ・アバーテ、クリスティアン・サパタ、アントニオ・ドンナルンマ、アンドレア・ベルトラッチ、ホセ・マウリと契約更新しないことで賃金を2000万ユーロ(約24億4000万円)節約するという。
そしてジャンルイジ・ドンナルンマを含めた主力を数人売却し、収支のバランスを取る予定のようだ。アーセナルはジャンルイジ・ドンナルンマの獲得を狙っているが、売らざるを得ない状況のミランとの交渉はスムーズに行くかもしれない。ただ、その状況を見て、他のクラブも獲得に乗り出す可能性はある。
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