ヴィッセル神戸のダビド・ビジャ【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグの試合が26日に各地で開催されている。15時キックオフの試合では名古屋グランパスと松本山雅FC、ヴィッセル神戸と湘南ベルマーレがそれぞれ対戦した。
前節まで6試合無敗で2位につけ、首位のFC東京を追っていた名古屋。前日の試合で今季初黒星を喫したFC東京に詰め寄るチャンスだったが、前半16分には今季のホームゲームで初となる失点を許してしまう。
カウンターから前田大然がドリブルで持ち込み、エリア手前で潰されたが、こぼれたボールに杉本太郎が反応。ダイレクトでのシュートをゴール右隅に蹴り込んだ。この1点が唯一のゴールとなり、松本山雅が1-0の勝利を収めた。
リーグ戦7連敗、ルヴァン杯を含めた公式戦9連敗とどん底に沈んでいた神戸はアンドレス・イニエスタが今節も欠場。前半を両チームスコアレスで折り返したが、後半にはこれまでの鬱憤を晴らすかのように神戸がゴールラッシュを見せた。
54分には右サイドの深い位置に抜け出した西大伍がクロスを折り返し、中央で合わせたウェリントンが公式戦3試合連続となるゴールを決めて先制。73分にはウェリントンからの絶妙なヒールパスで抜け出した三田啓貴が突き刺してリードを広げる。
さらにその2分後、左サイドから持ち上がったダビド・ビジャが対峙したDFをかわして右足でゴール右隅へ3点目のゴール。86分には交代出場で5試合ぶりの復帰を果たしたルーカス・ポドルスキの柔らかいクロスから、ウェリントンが自身2点目となるヘディング弾を叩き込んだ。
終了間際には湘南が指宿洋史のゴールで1点を返したが、神戸が4-1で勝利。ついに連敗をストップし、降格圏転落も回避することに成功している。
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