アントニオ・コンテ氏【写真:Getty Images】
アントニオ・コンテ氏が、来季からインテルの指揮官に就任する可能性が高くなった。22日にイタリアの『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数の伊メディアが契約内容の詳細を報じている。
同メディアによると、最低でも3年契約+年俸1000万ユーロ(約12億3000万円)でコンテ氏がインテルの指揮官に就任する見通しだという。例え、インテルがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した場合でも、コンテ氏が就任を引き受けるようだ。なお、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が退任するユベントスに行くとの噂もあったが、その可能性は消滅した模様。
コンテ氏は2011年にユベントスの指揮官に就任した後、2014年に退くまでにセリエA優勝など様々なタイトルをチームにもたらした。2014年8月にはイタリア代表監督に就任し、EURO2016終了後に退任している。そして、2016年4月にチェルシーの指揮官に就任。低迷していたチームを立て直しプレミアリーグ優勝に導いた。しかし、2017/18シーズンは5位で終わり、CL出場を逃したことを理由に解任されている。それ以降、フリーの状態が続いていた。
現在、ルチアーノ・スパレッティ監督がインテルを率いている。だが、CL出場権を獲得できそうな状況の中で解任の可能性が浮上。まだ、セリエA第38節のエンポリ戦が残っているだけに、モチベーションの低下が心配される。
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