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ACL連覇目指す鹿島、途中出場の伊藤翔が2発で逆転勝利。決勝T一回戦で広島との日本勢対決へ!

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズと山東魯能
鹿島アントラーズと山東魯能【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 2-1 山東魯能 ACL グループE 第6節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループE第6節が22日に行われ、前回王者の鹿島アントラーズがホームで中国の山東魯能と対戦し、2-1で勝利を収めた。

 現在グループ2位の鹿島は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。鹿島はFWにセルジーニョと土居聖真を起用。チョン・スンヒョンと犬飼智也がCBに入り、町田浩樹が左、永木亮太が右サイドバックに入った。注目の高卒ルーキーのDF関川郁万がベンチ入り。FW伊藤翔、MF安部裕葵もベンチスタートとなった。

 一方、首位通過が決まっている山東魯能は元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ、元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが先発入りしている。

 先制点が欲しい鹿島だったが、前半に失点を許す。11分、山東魯能の左コーナーキックからファーサイドにいたジウが中央へ折り返すと、フェライニがヘディング。これはGKクォン・スンテが右手で掻き出すが、ボールがゴールに完全に入っていたため、ゴールが認められた。いきなり鹿島が1点ビハインドとなってしまった。

 1点をリードされた鹿島は22分、レオ・シルバからの左コーナーキックに中央で町田が合わせるが、これは枠を捉えることができなかった。その後、同点を目指す鹿島は相手ゴールに迫るも中々ゴールを奪うことができない。

 山東魯能ゴールをこじ開けることができない鹿島は63分、中村充孝に代えFW伊藤翔を投入する。するとその伊藤が起用に答える。68分、レオ・シルバの左コーナーキックからニアで山本がヘディングでフリック。中央で相手DFに当たるも、伊藤がこぼれ球をスライディングでダイレクトシュート。これがゴールに突き刺さり、鹿島が同点とした。

 さらにその2分後、鹿島はカウンターからレオ・シルバがドリブルで中央突破。ペナルティエリア手前で左を走っていた伊藤にスルーパス。伊藤はGKとの1対1を制し、シュートを突き刺す。鹿島が逆転に成功した。

 逆転に成功した鹿島はボールを保持し試合を優位に進め、主導権を握る。逆転後は山東魯能に得点を許さず、鹿島が2-1の勝利を収めた。
 
 勝利した鹿島は2位で決勝トーナメント進出を決めた。なお、決勝トーナメント一回戦でグループF首位通過を決めているサンフレッチェ広島と対戦する。

【得点者】
11分 0-1 マルアン・フェライニ(山東魯能)
68分 1-1 伊藤翔(鹿島アントラーズ)
70分 2-1 伊藤翔(鹿島アントラーズ)

【了】

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