レスター・シティの岡崎慎司【写真:Getty Images】
レスター・シティのブレンダン・ロジャース監督は、FW岡崎慎司が今季限りでレスターを退団することを決めた理由について語るとともに、クラブに対する岡崎の貢献に賛辞を送った。地元紙『レスター・マーキュリー』が21日付で監督のコメントを伝えている。
2015年から4年間レスターに在籍していた岡崎は、契約の満了する今季限りで退団することが今月8日に正式発表され、12日のプレミアリーグ最終節がラストマッチとなった。レスターのプレミアリーグ初優勝に貢献した選手の一人であることから、“レジェンド”として惜しまれながらの退団となった。
「彼はここで素晴らしい貢献をしてくれた。レスターでの物語により、彼は世界中で知られる存在だ」とロジャース監督は岡崎を称賛。その上で、レスターを退団することになったのは、“ストライカー”としてプレーしたいという本人の意志を尊重してのことだと述べた。
「彼はストライカーに戻ってチャンスを得たいと望んでいる」とロジャース監督。「イタリアかスペインでのプレーにトライしたいと考えていると思う。少しスタイルが異なり、もう少しテンポがスローな場所だ。どこに行っても大きな成功を収められるはずだ」と岡崎の移籍先の見通しについて述べつつ、具体的には「どこなのかは分からないし、彼自身にもまだ分からないだろう」としている。
レスターに残ったとすれば、希望するストライカーのポジションで起用するのが難しかったことも認めている。「ストライカーとしてはゴール数で評価される。ここでの彼は中盤とジェイミー(・バーディー)を繋ぐ3人目のMFとしてプレーすることが多かった。残念ながらここではチャンスは限られている」
それでもロジャース監督は「毎日一緒に仕事をしてくれば彼はスターだということが分かる」「彼の貢献は決して忘れられることはない」と岡崎に賛辞を惜しまず。「私のチームには良い人たちがいる。彼はその中でも最高の一人だ」と人間性も絶賛している。
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