フランクフルトのルカ・ヨビッチ【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属するセルビア代表FWルカ・ヨビッチのレアル・マドリーへの移籍はなくなってしまったのだろうか。
今季のヨーロッパリーグで準決勝に進むなど躍進を見せたフランクフルトの中心選手として活躍したヨビッチ。公式戦で27得点を挙げた21歳は来季からマドリーへの移籍が決定的だとスペイン紙『アス』など複数のメディアは伝えていた。
しかし21日のスペインTV局『ラ・セスタ』はヨビッチのマドリー移籍が消滅したと報じた。理由として、両クラブの間で移籍金に関して合意に達しなかったと伝えている。フランクフルトは1億ユーロ(約125億円)を求めているのに対し、マドリー側は6000万ユーロ(約75億円)以上は支払わないと拒否しているようだ。
さらに同局ではバルセロナがヨビッチ獲得に動いているとも伝えている。しかしバルセロナはアヤックスからMFフレンキー・デ・ヨングを7500万ユーロ(約97億8000万円)で獲得し、先日アトレティコ・マドリー退団を発表したFWアントワーヌ・グリーズマンやアヤックスDFマタイス・デリフトの獲得も噂されており、ヨビッチに大金を費やす事が出来るかは不透明だ。
ヨビッチは2017年7月に2年間の期限付き移籍でベンフィカから加入した。そして今年4月にはフランクフルトが買い取りオプションを行使し2023年6月までの契約を結んでいる。
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